【洋】       「そういや久しぶりに童話とか読んだんだよ」
昼休み、留学生のアスタに声をかける。
【アスタ】   「へー童話かー」
日本通のアスタが流暢な日本語で返す。
【アスタ】   「なんてやつ読んだの?」
【洋】       「白雪姫」
【アスタ】   「しらゆき…ひめ?」
【洋】       「あ、アスタの国では違う言い方か」
【アスタ】   「スノーホワイトのことかな?」
【洋】       「あー確か英名はそんなだったような…」
映画か何かでそんなタイトルを見たことがある。
【アスタ】   「リンゴを持った魔女が――――」
【洋】       「お、そうそう!」
【アスタ】   「町でリンゴを売ろうとするんだけど全然売れなくて」
【洋】       「…ん?」
そんなだったか…?
【アスタ】   「空腹に耐えきれずにリンゴを食べてしまう」
【アスタ】   「すると不思議なことに食べてる間だけ望んだ幻想が…」
【洋】       「それマッチ売りの少女だよね!?」
【アスタ】   「最初のリンゴで山のような食べ物…」
【洋】       「今リンゴ食べてるのにっ!?」
【アスタ】   「次は山のようなお金…」
【洋】       「一番虚しくなるタイプの幻想っ!」
【アスタ】   「そして最後のリンゴで死んでしまった両親の幻を見るんだけど」
【洋】       「老婆だから下手したら両親年下っ!」
【アスタ】   「食べ終えた時には魔女も死んじゃうっていう…」
【洋】       「毒リンゴだからねっ!!」
【アスタ】   「……白い雪の上で死んじゃうっていう…」
【洋】       「あーだから白雪姫…ってやかましいわっ」
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SSついでに近況報告っ(´A`)
現在、1月中旬完成を目処に短編ノベルゲーム制作中です!
短編なため完成までほぼほぼ情報を出せないかと思いますが
とりあえず何かしらしているという報告だけ(*’ω`*)ゞ 
あ、SSの名前はあるものから(ヒント:洋→よう 17族